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水槽を洗おう
まず、水槽と、台所用の中性洗剤、スポンジ(できればベタ専用に)を用意しましょう。
水槽に水またはお湯をかけ、洗剤できれいに洗います。水槽の内部にテープの糊などがついていれば、それもしっかり落としておいて下さい。 |
A |
水槽をすすごう
洗い終わったら、しっかりとすすぎ、良く洗剤を落として下さい。これが出来ていない場合、洗剤が水槽内に残って、時にはベタが死にます。
・・・・・(;°°)ウッ! でも、脅しじゃありませんので、注意が必要です。 |
B |
ヒーターをセットしよう!
※水槽に水を入れる前に電源は入れないで下さい。
さて、これで、水も水槽も準備が出来ました。バケツにためて置いた水を水槽に入れる前に、確認することがあります。
用意しておいたバケツの水温計を見てください。
ここで25度以上の水温であればヒーターはまだ必要ありません。というのも、ベタは熱帯魚であり、飼育に適した水温は25度前後と覚えておいて下さい。よって、水温が25度よりも低くなり始める秋口から春にかけては、ヒーターをセットします。ここでもヒーターを設置する前に良く洗浄することを忘れないようにしましょう。
また、洗浄したときには、必ず洗剤を良く洗い流してください。これが出きていないと、時にはベタが死にます!
ヒーターは、ベタが触ってやけどをしないように、少々傾けて設置するほうが良いかもしれません。吸盤付きのヒーターであれば、水槽の壁にそのまま張り付ければOKです。詳しくはヒーターの取扱説明書を読んで下さい。なかには、「ヒーターはできるだけ水平にセット・・・」と明記されているものもあるでしょう。「できるだけ水平に」セットしておくほうが良いかもしれません。。。σ(^^) |
C |
水を入れよう
(水を入れる・水温計を取り付ける・エアレーションをかける)
ヒーターをセットしたら、次に水槽の下の方の温度が分かるように、水温計をセットします。バケツについている水温計を取り出して、水温計が水槽の下の方に来るようにセットしましょう。余裕があれば、水温計は2本用意して、水槽の下部と、上部の温度が分かるようにそれぞれセットしておくと便利です。
さて、いよいよ水を入れます。
バケツに汲み置きしておいた水を、水槽に移し換えましょう。このとき、水槽一杯に水を入れないように注意して下さい。
8分目くらいまで入っていれば良いと思います。これで水深は15cmから20cmまでの範囲に来ると思います。 |
D |
フィルターやエアレーションの準備
水を入れたら、次はエアレーションの準備です。
1(1)「最低必要なもの」で用意しておいたものですが、今回はエアストーンではなく、スポンジフィルターをおすすめしました。
エアレーションは、水の循環や水中へ空気(酸素)を送り込む役割をします。また、スポンジフィルターを使用することにより、水槽内を濾過する役割をしたり、スポンジに根付くバクテリアの働きにより、ベタのフンから発生するアンモニアを分解する働きがあるという程度に分かっていれば良いと思います。
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バクテリアについて・・・
魚の老廃物はアンモニアとして排泄されています。そのアンモニアは魚にとって猛毒です。そして、そのアンモニアを亜硝酸に分解するため
にバクテリアが活躍するのですが、実はこの亜硝酸も魚にとっては有害なのです。
ところが、この亜硝酸を更に硝酸へと分解するバクテリアが活躍するのです。そうすると、水中の硝酸濃度は限りなく0に近づいてきます。しかしながら、ここまでは1ヶ月ほどの期間を要することになります。アンモニアを分解するバクテリアは水槽設置後4〜5日で発生します。
また、亜硝酸を分解するバクテリアは2週間から1ヶ月で働き始めるのでそのころには水槽も安定してくることでしょう。ただし、そこへたどり着くまでに、水質に適応できない魚達は死んでしまうことも少なからずあると
いうことを覚えておいて下さい。 |
では、ポンプにチューブを接続し、その先端にスポンジフィルターを取り付けましょう。
※スポンジフィルターは、一度カルキを抜いた水で軽く絞って、水槽内の水を含ませておくと良いでしょう。
取付けは、キスゴム(吸盤)付きのフィルターでしたら、水槽内のどちらかの端にセットします。
ヒーターからでた熱を、水槽内にくまなく循環できる位置が良いと思います。(30cm水槽であれば、どこでも平気だと思いますが・・・。)
そして、重要なのは、ポンプは水槽よりも高い位置に置くようにするということです。でないと、水槽から逆流した水が、ポンプ内に浸入し、壊れる原因となります。 |