繁殖させよう 06

 6.孵化!(孵化から3日目))


<<目次>>

親元・孵化器から移動
孵化直後の世話
ヨークサックよ永遠に
水槽サバイバル!
神様は微生物
「ブラインシュリンプ」スタンバイ


お待たせ致しました。「繁殖のやりかた講座(?)」再開です。
(余談ですが)実は・・・前項までは毎日書き続けてきたのですが、急に仕事が忙しくなり、しばらく断念していました。大雪は降るわ、体調は悪いわ・・・で、ほぼ塩漬け状態のしょっぱい毎日を送っていました。(^^;;;

さて・・・何だっけ!?(・_・?)ハテ・・・。
そうそう、(^^;;;親元、孵化器からの移動ですね。。。


親元・孵化器から移動

※オスが面倒をみた場合
まずオスを別の容器に移し、その水槽のまま稚魚の面倒を見ることにしたほうが手間がかかりませんし、何より安全です。

※人工孵化の場合
完全に孵化が終了したら別の水槽に稚魚を移します。
その際、孵化した水質と同じ水質の水を使い、水温も同じにセットしていきます。
環境を同じにしないと、稚魚がショックなどで☆になることがありますのでご注意を!

※稚魚の移動
スポイトを使っても良いし、小さい容器でそのまますくって移動しても構いません。人工孵化器からいきなり水槽に流し込むのは避けたほうが良いかも知れませんね。孵化後のゴミなども一緒に混ざってしまいますので。

お勧めは泡巣のかわりに浮き草を入れて、そこへ稚魚をくっつけて行く方法です。あとは稚魚が自分で泳いで浮かんでくるので心配ありません。

オスに面倒を見させた場合も、稚魚が水平に泳げるようになるまで一緒にしておくか、また孵化した時点で取り出すかを決めます。

食卵の癖が無いのであれば、そのまま3〜4日面倒をみさせても良いと思います。


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孵化直後の世話

孵化直後はまだまだ赤ちゃんですので、自分で自由に泳ぎ回ることも出来ませんし、もちろん餌を食べることも出来ません。
稚魚が水平に泳げるようになるまでには孵化後3〜4日かかります。

浮き草や泡巣につかまっていた稚魚も、徐々に自分で泳ぐようになり、底に沈んでいた稚魚も、自分で水面まで上がって来る様子が見られるでしょう。

オス親が面倒を見なくても、ほとんどの場合、孵化後は自力で何とかしているようです。
現に人工孵化の場合、親はついていませんから、生まれたときから自力で育っていくのですしね。。。



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ヨークサックよ永遠に

稚魚のおなかにくっついているふくらみのことをヨークサックと言います。
これは孵化後、稚魚が泳げるようになり、自力で餌を食べることが出来るようになるまでの栄養がぎっしり詰まっている袋です。
でも、孵化後徐々にしぼみ始め、3〜4日すれば無くなってしまいます。

まだまだ餌を食べることができない稚魚にとっては”命の源”なんでしょうねぇ。



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水槽サバイバル!

さてさて、自由に泳げるようになると、今度は餌の確保です。

水槽の中では水草とPSBによって、微生物が沸いていることでしょう。(そう願ってください)沸いていなくてもブラインを与えて何とかするのですが、初めの頃は、ブラインより口が小さいため食べることも出来ず、より小さい微生物が初期飼料に適しています。

微生物が豊富な場合はまだ良いですが、そうで無い場合、水槽の中ではまさに生死をかけたサバイバル状態なのかなぁ・・・なんて思ったことありませんか?



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神様は微生物

そうそう!まさに微生物は初期飼料として是非とも欲しいところです。

PSBと水草を事前に仕込んで、うっすらと水槽のガラス面にコケが生えているような状態だと孵化に最高なのですが・・・。
ま、これは好みによりますね。(^^;;;

初期飼料としての”微生物確保”は生存率を高めるには大変重要なことですので、事前に、どれくらいで微生物が沸くのかを把握しておくのも良いと思います。

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「ブラインシュリンプ」スタンバイ



ではブラインシュリンプを沸かしてみましょう。

使うのは「ブラインシュリンプ・エッグス」という、”ブラインシュリンプの卵”と「孵化器」です。

我が家では年中使うので、大きめサイズを購入しました。

孵化器はこちらをご参照下さい
「まるるdeブライン沸かし」

少量であれば先に説明した裏技のようにPETボトルをカットした容器などを利用して簡単に沸かすことも可能です。

あとは簡単、ブラインシュリンプエッグスを容器に入れて、規定濃度の塩水をいれ、エアレーションさせるだけです。

このとき、孵化器を水槽に入れるなどして水温を28℃〜30℃位にすると孵化までの時間が短縮され、更に孵化率も高くなります。

できれば孵化後2日目くらいから少しずつ与えはじめましょう。


それと同時に、人工飼料を与えることも今後(・・・の手抜き飼育に)役立つと思います。(^^;;;

おすすめはクロマです。

細かくすりつぶすことができるので、稚魚にはお勧め〜♪

ちょっと高いけどね。。。


こちらも超おすすめ!

グッピー用なので、すりつぶさなくてもかなり細かい!

同様に”ひかりパピィ”もおすすめです。

安いし、結構食べるので我が家の愛用品です。




こちらも”おすすめ度”高いです。

ビタシュリンプという餌ですが、「純エビ使用 飼育用」としかラベルが無いので地味な餌ですが、800円弱で手に入ります。

稚魚にはすりつぶして、成魚にも好評です。

食べ残しは意外と水を汚すため、少量ずつ与えるとgoodです。




さて、ブラインが孵化したら浮かんでいる殻や沈んでいる殻を取り除き、スポイトで与えるか、まるるブラインネットで濾してから与えるようにします。

ピペット(1本500円程度です)

私は「薬品用」と「掃除・ブライン用」等で2〜3本を使い分けています。


さあ、頑張ってブライン沸かしましょう!

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