我が家流節約術 06

まるるDEオーバーフロー(本格版)


「オーバーフロー水槽」についての経過報告もUPしています。
「オーバーフローの経過報告」
(メイン画面に表示されます)を見る

はじめに・・・


まるる流、オーバーフローシステムを製作しましたのでその内容を公開致します。。
今回製作したのは、30cm水槽10本と収納ケースを使って単独飼育用にジャーを収めることが出来るシステムです。
作り方をご紹介しようと思いましたが、今回ばかりは簡単に作れるものでも無い思いましたので、画像と簡単な説明のみご紹介させて頂くことにしました。

個人的には、日曜大工と電気の配線が出来る技術があれば作ることも出来ると思います。
また、製作にあたっては図面を用意したほうが良いと思います。

オーバーフローの水量計算ですが、ショップの方のアドバイスにより下記のように算出しました。

30水槽を12Lとして×10本 =120L
   収納ケース30L×1本 = 30L
     濾過層70L×1本 = 70L
----------------------------------
         合計水量   =220L

基本的には1時間に3回転させるだけの能力が必要なので・・・
220L×3回転=660L となります。

はじめはRio1700か2100くらいでも対応可能かと思っていたのですが、最上段のジャー保温用収納ケースは180cm近くあります。また、途中、下段と中段に分岐させるため、どう考えても関東の50Hz規格ポンプでは揚水能力が足りません。なので、今回は揚水能力230cmの2500にしました。

ちょっと気になったのは、カタログ数値です。
Rio1400は消費電力23Wなのに対して、1700は19W、2100は31W??なんかおかしくな〜い!?
で、2500は32Wなので、2100と比べてもわずか1Wの差!!
その能力を考えると、2500を選んだほうが得ではないかという気がします。
(メーカーのカミハタさんに伺っていないので何とも言えないのですが、いかがでしょう?それともカタログ数値の誤り・・・かな?)

結果的には2500で正解だったようです。

もし製作する場合は、行き当たりばったりではなく、事前に総合的な面で先を見越した準備ができると、後々とても楽だと思います。



ここから先は、反省点や注意点などを含めましてその製作過程と設置までを振り返ってみようと思います。

必ずお読み下さい。
※ここで紹介しましたオーバーフローシステムは「まるる」個人が、個人の使用の目的で製作・使用するものであり、他人にその制作・使用を勧めるものではありません。また、このサイトを参考にして制作したツールにより、万が一事故が起きてもまるるは一切の責任はとりませんのでご了承下さい。

なお、文中に誤字・脱字などがございましたら、お知らせいただけると有りがたいです。

製品仕様
装      備  30cm水槽×10本(コトブキ、GEXの10点セットを利用)
 収納ケース(単独飼育用ジャー保温用)×1
 ワイドストッカー(灯油タンクが4本収納可能な大きさ)×1
 20W型蛍光灯(対面キッチン用蛍光灯)×3セット
 6連式電源コード(独立スイッチ付)×2
 魚脱走防止パイプ!?(各水槽)
 流水調整ボールバルブ(中段・下段2個、上段1個)
 ポリ蛇口(各水槽)
 生物濾過層(バイオボール、パワーハウスベーシックソフトM、モノボール、スポンジマット)
 落下式オーバーフローパイプ(内径20mm)
能      力  水中ポンプ・・・カミハタRio2500(32W、水流最大48L/分、揚程230cm)
          ※ちなみ1m上げた場合での能力は23L/分だそうです。
 ヒーター・・・ニッソー200W
 ライト・・・オーデリック対面キッチン対応型蛍光灯(22W×3本)
給排水パイプ @給水パイプ:内径16mm→16×25mm→25mmにて配水管へ
A配水パイプ:内径20mm(水槽内)→20×25(水槽外)→25mmにて配水管へ
製 作 時 間  4月27日から5月18日(部品が調達できず!)正味2週間くらいでした。
製 作 費 用  総額6万5千円程度(消費税は全てに、一部通販商品は送料がかかりました)
  
  @水槽980円にて処分品を9セット購入。残り1セットは1380円。
    (そのうち、ポイントカードの割引券で5000円分使いましたので、正味、約5000円です)
  A蛍光灯は通販で50%引き、@1990円×3セット。
  Bラック用の木材はホームセンターにて4000円程度。
  Cスプレー缶(480円×3本))・ウレタンニス(880円×3本)
  D塩ビ管・接着剤・金具・ネジ等(総額15000円程度)
  Eポリ蛇口(11個)・ボールバルブ(5個)(@1100円×16こ=16000円)
  Fその他、木工用ボンド・シリコンコーキング・ガムテープ・ホース・結束バンド・突っ張り棒・他小物
    (総額5000円程度)
  Gポンプ・ろ材・pHメーター、他(22000円・・・2万円以上で送料無料だったのでまとめて購入)


  合計金額はこんな具合です。(アバウトで計算してみます。)
      @ 5000円
      A 6000円
      B 4000円
      C 4000円
      D15000円
      E16000円
      F 5000円
      G22000円
    ---------------------------
    合計 77000円−在庫・自宅利用分12000円=65000円

 在庫であったもの、自宅にあったものなどを差引くと、65000円程度だと思います。
 ホームセンターのポイントカード割引券や、通販のまとめ買いによる送料無料。
 また、見積り制度による値引き交渉など、どんどん利用すればかなり安く仕上がると思います。
 通販業者さんの中には、見積り段階で可能なものは他店に値段を合わせてくれるところもあります。
 まとめ買いをすれば送料もお得になるので、利用しない手はありませんよね〜♪
 参   考  ホームセンターのペットコーナーオーバーフロー水槽(店員さんありがとうございました)
考案・製作・著作権  まるる@IamBETTAおぬしできるな管理人

今回はサーバー容量に制限があるため正面と背面画像以外は縮小させて頂いております。
□■画像をCLICKすると大きく表示出来ます。■□
               
正面                        背面

部品や製作過程を画像で紹介します。

準備したのは、これらの他に木材(38mm×138mm×4m他)、ベニヤ板(6mm×1820mm×910mm)等多数です。)
内径15mmメッシュホース

内径25mmメッシュホース

16T

25×20

25×16

25×25

20オス×メス

16Tメス

塩ビ用接着剤

木ネジ

25A用固定金具

16A用固定金具

防水テープ

30cm水槽

水槽穴開用に使う台座を作りました。

30cm水槽の内側にはガムテープを貼っておきましょう。

作っておいた台座に水槽をかぶせます。

あらかじめ印をつけておいた箇所にホールソー(25φ)で穴を開けます。

このようになります。

ホールソーにはガムテープもくっついてきますので、

この六角ナットを外して、

ドリルの刃を抜けば

ゴミは掃除出来ます。

今度は台座を反対にして、

水槽をかぶせ、

ヤスリで穴を少しだけ広げます。

盛り上がったプラスチックはカッターで綺麗に落とします。

最後にガムテープをはがして完了!

これは木材用のホールソー。安いもので580円でした。

ラックの棚にするベニヤに穴を開けました。

これは、まるる特許、丸秘チューニングです。水槽の配水管にかぶせれば、魚は落ちません。

排水用の塩ビ管をつなげました。

水槽用の配水パイプ(メス)です。

こちらはオスです。

取り付けるとこのようになりますね。

きちんとコーキングしておきます。

内部もコーキングします。

上段の配水管を取り付けました。

ラックの棚に、スチロールを敷いて保温性を向上させます。

とりあえず、枠組み完成。背面はこんな感じです。

正面はこのような感じですね。

上段は収納ケースで単独飼育用のジャーを入れます。

中段です。

下段です。

濾過層ですが、蓋をしておきました。ウレタン性のニスを塗ってあります。

横から見たところです。

収納ケース、水槽、濾過層をセットし、背面に保温材を貼ります。

上段はこのような感じです。

これが中段。

背面から配水管を取り付けます。

濾過層にホースをひき込み、長さを調節します。

保温材は横にも貼り付けました。

正面斜めから。

正面です。様になってきたぞ。

蛍光灯も大きさぴったりです。探すのに苦労しました。

下段の蓋には、まるるのステッカー付き!

正面の全体像です。

濾過層はこのような収納ボックスを使いました。
安く売っていますよね。

上段ではオスの単独飼育ができるので楽しみです。

中段はメス&稚魚用にしようかな。

下段は繁殖用です。蛇口を閉めれば普通の水槽として使用できるので便利です。

濾過層は断熱材で蓋をしました。

各塩ビ管は、保温材で巻いておきます。赤いのがボールバルブ。価格は蛇口と同じ。

青いのがポリ製の蛇口です。1個1100円なり。(定価1360円を値切りました)

A4ファイルケースの底面にドリルで穴を開けておきます。

ファイルケースの底が詰まらない様に大きめの濾材を入れます。(コーラルライフバイオボール3.6Lを使いました。)

次に第一段階の濾材を入れます。(パワーハウス モノボール3Lを使いました。)

その上に、フィルター用のスポンジをカットしてのせます。
これで、配水の落下音もかなり静かになります。

下から、バイオボール、モノボール、スポンジです。

全体的にはこんな感じになります。

次に、第2段階の濾過財です。
A4ファイルケースの下部横面の穴を空けます。

同じようにしてバイオボール入れます。その上に、パワーハウスのベーシックソフトMサイズを3.5Lほど入れておきました。

重ねて使うので、このような感じに仕上がります。なかなかでしょ!?
残ったのはバイオボールが1Lくらいと、PH(パワーハウス)ベーシックソフトMが1.5Lです。
バイオボールは各水槽に10個ずつ入れておきました。役に立つかどうかは別として、浮遊性なのでベタの繁殖にも使えそうです。
また、PHのMサイズは99円のストッキング(先日の結婚式で1回使用済み!)を洗って、その中に入れて濾過層に投げ込んでおきました。足の形になったのですが、妙に笑えます。

水槽近影。

これが謎の塩ビ管!
脱走防止用のパイプです。

上段もポリ蛇口が付いています。

蛍光灯はカバー付きでかっこいいです。

下からのショット!
なかなかいいい感じです。むふふ。

下からのショット!
結構迫力あります。ショップみたい・・・。

コンセントは一番上につけました。

このような6口タップなので操作も楽ちんです。

なんと、IamBETTAステッカー!?

ここにも!!

濾過層の蓋はマグネット式です。

濾過層の蓋についているマグネット用の金具です。

蓋の下部固定金具です。

左がカバー付き、右が配水パイプのみです。

水槽の下にはスチロールも!

ポリ蛇口と、配水管(ホース)です。

しっかりと結束バンドにて締めておきましょう。

スチロールは冬場に威力を発揮するか!?

上段の塩ビ管にもつけておきました。

収納ケースの内側です。

これが水槽の内側です。

水槽のフタには、メンテナンス用の穴を空けておきました。

さて、注水です。

各水槽に水が・・・

しっかりとオーバーフローしています。

自宅でショップでもはじめようかな・・・。

ステッカーも売ったりして。(笑)

蓋の色もチークで合わせました。

こんな感じです。

このように注水されて行きます。

結構勢いありますね・・・。

満水になるとオーバーフローします。
画像についての著作、所有権はまるるにあります。
商用でのご利用はご遠慮下さい。
また、皆様が個人利用のために製作使用とする場合には、印刷する等どうぞご自由にお使いくださいませ

まるる@IamBETTA管理人。

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以上、簡単に説明させて頂きました。
もし本格的に作ってみたいという方がいらっしゃいましたら、挑戦してみるのも良いと思います。
そこにはきっと今までと違った楽しみが見つけ出せるのでは無いでしょうか。

それでは、製作にあたり、失敗した点をもとに注意すべき点や気付いた点について書いておきます。

@図面はしっかりと、”ミリ単位”で書いておく。
 (木材加工は結構ミリ単位で狂ってきます)
A塩ビ管は、接着してから現物に合わせてカットする。
 (塩ビ管の”接着しろ”は塩ビ管自体の太さが正確で無いためモノにより若干狂いがあります。)
B専用工具はいくつか必要ですが、必要に応じて使える物を用意しましょう。
 (ホームセンターなどで無料で使えるところがあればどんどん使わせて頂きましょう)
C給水側のパイピングはしっかり接着する。
 (圧力がかかるため排水側に比べて特に水漏れ対策が必要です)
D配水パイプは取りまわしがしやすいように設計する。
 (塩ビ管は一度接着すると取れないので、取り外しが出来るようにホースを使うと便利です)
E眠いときには寝ましょう。
 (寸法を間違って加工しちゃったりします)
F腹が減ったら何か食べましょう。
 (夢中になってやっていると、めまいがします。特に塩ビ管を接着するときには換気をしましょう)
G夫婦(カップル含む)喧嘩はやめましょう。
 (相方に見離されると、後で辛い思いをします。私もしました。(笑))
H塩ビ管をはじめ、各部品は同じ商品でも、お店によってかなりの価格差があります。安い所をみつけて買いましょう。
 (特に、ポイントカードをやっているところなどでは、2倍(3倍)ポイントなどを上手に利用すれば予算もかなり浮きます)
Iポンプ・濾過材などは通販がかなり安くて助かりました。
 (通販の業者さん、これからもどんどん安くしてね。(笑))
J給水側の塩ビ管はあまり細すぎると、ポンプの能力をフルに発揮出来ません。
 (私は16Aを使いましたが、13Aだとちょっと辛いかもしれません)
K配水側は給水側パイプより太めにします。
 (私は水槽から20で抜いて、25の配水パイプへ連結させました)
L濾過材の残ったものはストッキングに入れて濾過層に投げ込んでおきます。ストッキングは99円で購入したものです。
 なお、店員さんに白い目で見られることの無い様に、奥さん又は彼女に、お願いしましょう。
 変態扱いされてもまるるは責任持ちませんので。(笑)。
Mホースがきつくて入らないときには、熱湯で温めて伸ばして入れるか、ワセリンを薄く塗ってみましょう。抜群です!

以上です。(他に思い付いたことがあれば、随時追加致します)
「オーバーフローの経過報告」(メイン画面に表示されます)
をご覧下さい。
私で役に立てることがあれば談話室かメールで気軽にご相談下さい。
小さな画像で見辛いものは、ご要望に応じてサイトへUP致します。



それでは良いベタライフを・・・。
まるる

必ずお読み下さい。

※ここで紹介しました装置は「まるる」個人が、個人の使用の目的で製作・使用するものであり、他人にその制作・使用を勧めるものではありません。また、このサイトを参考にして制作したツールにより、万が一事故が起きてもまるるは一切の責任はとりませんのでご了承下さい。

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